これから高校の授業がなくなり、時間が大きく取れるようになってきます。
すでに進めているとは思いますが、過去問演習をいままで以上にどんどん進めましょう。
その際に意識して行ってほしいことを以下に書きます。
『今日は英語、明日は数学』など分けずに受験の時に1日で受験する科目を1日ですべて解く日を設けましょう。
本番では1日に複数科目を受けるため、集中力を適切に配分する必要があります。
過去問演習を通じて、ガス欠にならずに集中力を配分・維持する訓練しましょう。
甘えは許されません。科目と科目のインターバルも開けすぎないように、すべて本番を意識して解きましょう。
休憩時間も試験では厳格に決まっています。
『疲れたから1時間くらい昼寝してから次を解こう』なんて都合のいい話は本番にはあり得ません。
休憩を短くするなど厳しい条件で解くことはあっても、甘えた環境で解くのは自分のためにならないと割り切りましょう。
過去問は『試験時間割と同じ順番』で解きましょう。
得意の科目から試験が始まるとは限りません。苦手の科目と最初に戦い、消耗した状態で得意科目に臨む場合もあります。
受験する順番で、時間を測って解くことを休みの日などに実行しましょう。
こちらも甘えは許されません。心が折れそうになっても解き続けましょう。
第2回の共通テストでは生物が当時過去最低の平均点を記録しました。
しかし、生物担当の私から見れば問題はまったく難化していません。
これはその前に実施された数学ⅠA、数学ⅡBが極めて難化したため、そこで心折れてしまったことが原因だと考えられます。
難化すればライバルたちの点も下がるので、自分の点が下がっても問題ありません。
諦めず、心を強くもって解くことを普段から訓練しましょう。
解いて、丸付けておしまい。
では『対策をした気になった』で終わってしまう可能性が高いです。
必ず結果を分析し、記録に残して何度も確認するようにしましょう。
分析・記録すべき内容としては以下のようなことが挙げられます。
・大学名・学部名・受験方式・年度
・どのぐらいの正答率であったか
・失点の多かったのはどういった問題(単元・形式)か
・時間配分を適切に行えたか など
それらを記録し、1点でも多くとるために何を勉強すべきか、どう解くべきか考えましょう。
記述の勉強をすべきか、一問一答をやるべきか。
文法を復習するべきか、長文を読むべきかなどです。
『過去問で実戦練習+苦手分野を問題集で復習』
が今の時期に最もやるべきことです。
どうすべきか悩んだらぜひ先生に相談してください。
得点アップに向けてアドバイスを行います。
志望校合格にむけて、効率よくラストスパートを頑張りましょう!!
本コラム担当:Matsushita Hajime