『短い時間で長期間くり返し単語にふれて覚える』
単語を覚えるには、くり返すことが大切なのはみなさん知っていると思います。
もちろん、「くり返し」は記憶に影響する重要な要因ですが、くり返して覚える方法には、より良い方法があるのです。
たとえば、単語を覚える時間を1日30分として、300語の単語を10日で覚えるという目標をたてたとします。
次の3つの方法のうち、どれが一番効果的だと思いますか?
方法A:10日で300語のため、1日30語ずつを完璧に覚え、それを10日間続ける。
方法B:1日60語ずつ覚えることを5日間続け、6日目から最初の60語に戻り10日目まで続ける。
方法C:毎日30分間、一気に300語の学習をし、10日間続ける。
どれが一番良い方法でしょうか。
正解は方法Cの「毎日30分間、300語の学習をし、10日間続ける」です。
次に良いのが方法B、一番良くないのが方法Aです。
なぜなら、単語にふれる量が同じであっても、1日で触れるよりも、何日間にもわたり分散してふれた方が、記憶に残りやすいという特性が人間の脳にあるからです。つまり1回に触れる時間は短くてもたくさんの単語に何日にもわたって触れ、くり返したほうがよく覚えられます。
短時間で、同じ単語を長い期間にわたって復習するように心がけましょう。