10月になり、2学期の中間テストが近づいてきました。
皆さん、もう試験勉強は始めていますよね?
試験勉強中の生徒に聞いてみると、理科の学習に苦戦している人が多いようです。
そこで今回は理科のオススメ学習法について紹介します。
①まずは暗記をせず『おおまかな流れ』をつかむ
用語を覚えるのは後回し
まずは教科書を流し読みしていきましょう。
(例)腎臓のはたらきは血液をキレイにすることだ
⇒その方法は血液を一度ろ過してから、必要なものだけ血管に再吸収する方法だ。
⇒ろ過はザルの役割の糸球体で行い、ボウルの役割のボーマンのうで液を受けて行う。・・・
上記の例だといきなり「糸球体」「ボーマンのう」という単語暗記を開始しがちです。
もちろん覚える必要はありますが、順序としては後でよいです。
②頭の中の『なぜ?スイッチ』を最初はオフにする
わからないことに疑問をもつのは素晴らしいこと!
でも「なぜ?なぜ?」が2~3個浮かぶと勉強自体が嫌になりがちです。
理科は本来「自然現象を論理的に説明する学問」です。
「なぜ?」と思っても「実際そうなるから」という回答に出会うことも少なくありません。
『なぜ?スイッチ』を最初は切って
「へぇ~、そんなことが起こるんだ」
「そういう仕組みだったのか!」
と「新しい知識が楽しい!スイッチ」に意図的に切り替えましょう。
『なぜ?スイッチ』をオンにするのはそうして興味をもち、基礎知識を学んでからでよいです。
③最初はすぐ答えを見てOK!ただし自力で解けるまで復習を繰り返す!
ワークを解かないと点は伸びません!
でも最初は考えてもわからず、イライラしてきてしまうのでは?
ワークを解く際は、答えを見ながらでも最初は構いません。
少し考えて、わからなければ答えをすぐ見て解答を真似しましょう。
ただし最も大切なのが
『答えを見た問題が3問ほど溜まったら最初に戻り、
いまなら自力で解けるか確認する』
ことです。
『問題を自力で解ける』状態にならなければテストの点は結局取れません。
必ず即復習!自力で解く力がついているのを確認して進みましょう。
④視覚的教材+解説で学習効率は最大にアップ!
理科学習の最大の敵は「目に見えない」世界の学習です。
原子、細胞、電気、磁力など目に見えないものの学習はイメージができず、暗記に頼りがちです。
しかし、それらを見えるようにした教材(動画・本など)が世の中にはたくさんあります。
以下のリンクはその一例で、高校物理の様々なイメージしにくいもの、目に見えないものがCGで可視化されています。
『視覚的』に学習をすると思い出しやすさ、忘れにくさが飛躍的に向上します。
このほかYouTubeなどの動画配信サイトにも優良CG動画が数多く存在するのでぜひ活用しましょう!
ですが、困ったことにそれらの動画が何を示しているのかは
その分野の知識を持っている人にしか見てもわかりません。
ですので、どんどん質問に来てください。
理科の担当講師がこれらの動画を用いて視覚的にわかりやすく、解説を行います。
「視覚的教材+講師の解説」が初期学習の最強の組み合わせです!
山手学院は受講科目に関わらずどの教科でも質問OKです!
ぜひ活用して定期テストも実力テストもいい点を取れるようになりましょう!!
本コラム担当者:Matsushita Hajime(山手学院高校部所沢校 理系科目担当)