いよいよ夏期講習が21日(金)から始まります。
高3生はもちろん,高1・2生も『この夏をどう過ごしたか』で受験結果や2学期からの成績が大きく変わります。
大いに学び,飛躍的に成長できる夏にしましょう!
さて,みなさんの中には
『勉強しているけど,テストでいい点が取れない』
という悩みを抱えている人はいませんか?
これがなぜ起きるのか,どうすればいいのかについて話します。
学習には以下の五段階があるとされます。
①わからないしできない
(解説を読んでもわからない)
②わかるができない
(解けないが,解説を読めばわかる)
③わかるしできる
(自力で解くことができる。考えればできる)
④意識せずできる
(パッと解法が浮かぶ。考えこんだり緊張したりしない)
⑤他人に教えられる
そして「勉強しても点が伸びない」子の多くは
段階②までしか完了できていない状態で終わっています!
解説を読んだり,解説動画を眺めたり。それだけで段階③にいけるでしょうか?
それだけでは無理でしょう。
プロ野球を眺めても,バッティングの理論を学んでも,バットを振らなければ一生ホームランは打てるようになりません。
この夏は
『自力で解ける』にこだわった学習を行いましょう。
そのために必要なのは
『しつこいくらい繰り返し解く』ことです。
私は,「解けず解説を読んだ問題が3問たまったら,1問目に戻って『自力で解ける』か確認のため解き直しをしなさい」
と教えています。解説を読んだ10分後,1時間後,その日の夜,次の日の朝など,時間をあけて再度問題を解きましょう。
解説を読まず,自力で正答できてるようになって初めてテストの点数がアップします。
山手学院の授業が対面式授業で,授業中に演習を行うのはこの『自力で解ける』段階まで到達させるためです。
なので,皆さんも授業を「解説を聴く場」でなく「理解し,実践できるようにする場」なのだという意識で受けてください。
必ずできるようになる!
自分の中にある可能性を実現させられる夏にしよう!!
本コラム担当者:Matsushita Hajime