時間の性質
「時は金なり」「光陰矢の如し」と、昔から時間の大切さが説かれてきたように、時間を無駄にして後悔する人は多くいます。物やお金などと比べて時間を大切に出来ない理由の一つとして、時間は目で見ることが出来ないという性質があります。
そこで、ぜひ一度、自分の過ごす時間を視覚化してみてほしいのです。
自分の時間
高校生の1日でやることが決まっている活動に必要な時間は、
睡眠・食事:約10時間
学校(8時~15時):約7時間、
諸々の準備・移動:約1時間
部活:約1~3時間
以上のようになります。
自由に使える残った時間は、部活をしない場合は約6時間、する場合は約3時間~5時間となります。しかも、これはすべてまとまっているわけではありません。
さて、この残り時間を見て、「多い」/「少ない」どちらの印象を抱いたでしょうか。
目的意識
みなさんはこの残り時間を無意識または意識的に、いろいろな活動に振り分けています。そして、自由時間を娯楽に充てるか、勉強に充てるかはその人の価値判断に左右されるといえます。
ここで勉強に時間を振り分けられないのが悩みの種ですが、その原因は、その人の中で、目先の娯楽が勉強で得られる将来的な結果を上回っていないためです。
将来どうしてもやりたいこと、行きたい大学がある人ほど、この将来的な結果が具体化・視覚化されているため、目先の娯楽と天秤に掛けることが出来ます。逆にやりたいことがないと、比較のしようが無いため、易きに流れてしまいがちになるでしょう。
まとめ
・入試までの時間が限られていること
・勉強で得られる結果を明確にする
以上の2点を意識して、日々の学習に取り組んでいきましょう。