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目標を立てよう

皆さんは勉強をする際、どのように勉強していますか?

『とりあえず数学の点が悪いから、数学を勉強しよう。』

一言に勉強するといっても、このような考え方だとただ漠然と勉強するだけになってしまい、なかなか成果が上がりません。
そこで今回は、『SMARTの法則』について紹介します。

SMARTとは、目標を設定する際に取り入れるべきである、5つの事柄の頭文字を取ったものです。
目標を立てる際には、これらの項目を取り入れると、勉強の効率が大きくアップします。

取り入れるべき5つの事柄とは、下記の5つとなります。

①S(Specific…具体的な)

ただ数学を勉強するといっても、何の参考書を進めるのか? 何ページ分進めるのか? この点を具体的に定めることが大事なことになります。

②M(Measurable…測定可能な)

目指したい大学の合格基準の偏差値を調べ、それと直近で受けた模試の偏差値とを見比べて、現時点でどれぐらい離れているのかを測れると、より細かい目標設定が出来るはずです。

③A(Achievable…達成可能な)

勉強は長期戦です。あまり壮大な目標を立てても逆効果です。
1日の限られた時間で出来ることを考え、達成可能な目標を立てていきましょう。

④R(Relevant…関連した)

自分自身の目標と合致した目標であることも重要です。
勉強する科目はもちろん、『指定校推薦で合格』を目指すのであればどの科目も定期テストで高得点を目指すべきです。
一般入試で受験予定の場合は、自分が受験で使う科目を最優先で勉強するようにしましょう。

⑤T(Time-bound…期限を設定された)

○月○日の○時までに○○を終わらせると言った、期限を設定した目標を立てましょう。
期限の遠い目標と、近い目標を同時に立てると効果的です。

まとめ

以上を踏まえると、先ほどの目標設定は以下のようになります。

具体例

『とりあえず数学の点が悪いから、数学を勉強しよう』
 ↓
『将来の夢のために一般受験で○○大の理学部を目指す予定だから、今週の土曜日までにチャート数ⅠAの40ページまで終わらせよう』

こうするだけでゴールが明確化されますね。

さらには、

  • 『5月に模試があるからそれまでにチャート数ⅠAを終わらせたい』
  • 『そのためには今月中には100ページまで終わらせておきたい』
  • 『だから今週中に40ページまで終わらせよう』
  • 『それを達成するために今日は5ページまで終わらせよう』

といった感じで、長期的な目標から近日中の目標を逆算する形で目標を立てると、遠いゴールが「今週中」の目標へと近づくのでやる気も高まります。

ゴールが不明瞭なまま勉強をしていてもモチベーションが湧きません。ぜひみなさんも『SMARTな目標設定』をしてみて下さいね。