多くの人は、模試にマイナスイメージを抱いていると思われます。学校が受けろと言っているから、仕方なく受けているとか、問題が分からなすぎて、試験時間の半分を何もしないで過ごしたなんて人はいませんか。でもそれってもったいないですよね。今回はみなさんが模試を能動的に受けようと思えるような、意義をお伝えしようと思います。
自分の現在の位置を知る
一般受験を考えている人に覚えていてほしいのは、入試本番で戦う相手の多くは、学校や埼玉県の外にいる全国の高校生であるということです。
定期テストの順位も、もちろん大切ですが(特に指定校推薦狙いの人)、最終的には志望校の受験者の中で、合格ラインを上回ることが出来れば良いのです。判定のアルファベットだけ見て放置してはいけません。上手くいかなかった結果を見るのは辛いことですが、前に進むためには必要なことです。Dに近いE、Cに近いDもあります。志望者中の順位や、あと何点で一つ上の判定になるのかを確認して、次回の模試に向けて計画を立てましょう。
今までに学習した事項がまんべんなく出題される
定期テストに集中すると、今習っている単元は強化されていきますが、過去の単元がおろそかになりがちです。しかし、模試では既習の単元も出題されます。自分が避けている、長い間手をつけていなかった単元の問題を解かなければいけないので、苦手分野を再認識することが出来ます。
復習の機会が作れる
出された問題や解けなかった悔しさを覚えているうちに、必ず復習しましょう。模試を受けたその日に復習に取りかかれれば最高です。疲れていてそんなことは出来ない、という人も、3日以内には手をつけましょう。今まで一度も見返したことがない人も、まだ遅くないので1年生の一番初めに受けた模試から見直してみましょう。
以上のように模試を受けるメリットはたくさんあります。ただの記録とせずに、最大限活用しましょう。捨てるのなんてもってのほかですよ。山手学院では、面談などで模試の結果を使って、学習方針や進路のアドバイスも行っているので、良い結果でも悪い結果でも、校舎まで持ってくるようにしてください。面談でなくても相談はいつでも受けられるので気軽に声を掛けてください。